引用元:登記ねっと公式サイト

登記事項証明書が必要に

普通に生活していればそれほどお世話になる事は無いであろう「登記情報」。個人だと主に不動産の持ち主が誰なのかなどを確認したり、それを変更したりする際に使います。
筆者もこれまで一度もお世話になった事は無かったんですが、数年前に身内の不幸があり、不動産関係の情報を確認・整理する必要が出てきた際に利用しました。

初めての事で、何も詳しい事を知らなかった為、平日休みをもらって近所の法務局へ行き、20分近く並んで窓口で不動産に関する資料を請求しました。無事書類は手に入ったんですが、その日の午前中を丸々使う羽目になりました。

それから数年(つまり今)、再び不動産の状態を確認する必要があり、「またあそこに行って並んで請求するのか……。マジ面倒臭い」とか思っていたんですが、ネットで調べた所、ネット上で書類を請求できるサイトがある事を知りました。それが「登記ねっと」でした。

登記ねっと

引用元:登記ねっと公式サイト

「登記ねっと」は国の行政機関である法務省が運営しているウェブサイトです。主に土地や不動産、会社・法人の登記情報(誰のモノでどこにあるのかと言った情報)に関する資料などを請求・確認する事ができます。
個人の場合だと、主に近親者が亡くなるなどした際に、その人が持っていた不動産や土地を確認する時に使う事が最も多いのではないかと思います。実際、筆者はそれでした。

利用は一般的なサイトと同じ感じで、最初に登録を行います。IDとパスワードを自分で決め、後は名前・住所・電話番号(携帯でもOK)・メールアドレスなどを入れるだけです。
その後はログインして、欲しい資料を選びます。筆者は不動産の登記事項証明書が欲しかったので、それをチョイス。他にも、法人の登記情報・動産の譲渡に関する資料・債権の譲渡に関する資料なども請求できます。

次に、登記情報が欲しい土地の情報を入力。そして、あとはお金(手数料)を支払うだけで、登録した住所宛てに入力した住所の登記事項証明書が送られてきます。ちなみに手数料の支払いは銀行口座からの引き落としという形で対応しました。お値段は窓口(600円)よりも100円安い500円。行かなくていい上に安いなんて最高です。

「お金を支払う(納付)」のボタンがすぐに出てこなかったとか(筆者は翌日に出ました)、銀行を選ぶ際のポップアップがChrome側でブロックされていたので手間取ったとか、そういったトラブルもあったものの、お金を払った2日後に無事家に登記事項証明書が届きました。半日使わなくても済んだので、本当に良かったと思います。

引用元:登記ねっと公式サイト

みんなもネットを使おう

日本は他の国に比べてインターネットへの対応が遅れていると言われています。特に国の行政に関するモノは、未だに電話だの直接行くだの、手間がかかる事が多いと批判される事もあります。
ただ、新型コロナウィルスのワクチン接種のネット予約であったり(筆者はネット予約でした)、今回の「登記ねっと」のように、キチンと対応している所もあるわけです。まあ、民間企業のサイトに比べて少々分かりにくい部分もありましたが、電話したり直接行くよりよっぽどマシです。

皆さんも、不動産関係で何か必要なモノがあれば、ぜひとも「登記ねっと」を使いましょう。

【サイトはコチラ】
https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/