引用元:Diver-X株式会社

新たなVRデバイス

ITの進化は止まりません。中でも今日進月歩の進化を遂げているのがVR市場ではないでしょうか?かけるだけで、まったく別の空間へと誘ってくれるVRデバイスは、観光・医療・テレワークなど、様々な分野において今後更なる活躍が期待できます。

現在のVRはプレイステーションVRに代表されるように、体を起き上がらせた状態で、頭に装着するモノが一般的です。また、コンテンツも大きく動いてVR空間を楽しむモノが一般的です。
しかし、ここに新しい発想で誕生した「寝ながら使うVRデバイス」が誕生しました。

VRデバイス「HalfDive(ハーフダイブ)」

引用元:Diver-X株式会社

VRデバイス「HalfDive(ハーフダイブ)」は、Diver-X株式会社というベンチャー企業が開発した、新発想のVRデバイスです。ちなみにDiver-X株式会社は創設が2021年3月という、極めて新しい会社です。

「HalfDive(ハーフダイブ)」最大のポイントは「寝ながら使う為のVRデバイス」だという事です。「寝ながら」というのは「眠りながら」という意味ではなく「横になりながら」という意味です。
前述したように一般的なVRデバイスは体を起こした状態で使います。そして体を動かしてコンテンツを楽しみます。その為、デバイスは小型化・軽量化される傾向にあります。しかし、その反面、スペックが低下する傾向があり、グラフィックなども荒くなりがちです。荒いと、どうしても没入感は下がってしまいます。

しかし、「HalfDive」は寝ながら使う、つまり「基本的にその場から動かない」事が前提となっており、その為、軽量化・小型化は優先されず、スペックを高くする事が優先されました。その結果、従来のデバイスに比べて高い性能・機能を持っています。

合計10枚の非球面レンズを搭載し、最大約134度の超高視野角と鮮明な映像を両立できる光学系を実現しました。歪みやフレア・映像の劣化といった既存の問題を見事に解決しています。また、筐体内部に配置された4つのスピーカーを用い、良質かつ快適な没入サウンド体験も実現。

コントローラーは両手だけではなく両足用もセットに。両手コントローラーはワイヤーを用いた力覚フィードバックモジュールを採用。VR空間内で触れたモノの感触をコントローラーにも伝えてくれます。
両足のコントローラーは傾けたりする事で、前に進む、しゃがむと言った動作を行ってくれます。

例えば身体に障害がある人でも、VR空間ならば自由に走ったり歩いたりできる、それが「HalfDive」にできる事なのです。

引用元:Diver-X株式会社

価格は販売場所など

「HalfDive」は、9月13日現在、まだ発売はされていません。11月にクラウドファンディングサイト「KickStarter」にて公開される予定との事です。その際の価格は約9万円程度になるとの事です(ベーシックモデル)。

VRは進化こそしていますが、まだまだ日常生活の一部になっているとは言えない状況です。「HalfDive」の登場によって、その状況が変わる可能性があるのではないでしょうか?

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