禁煙しようと思ってベイプを購入

筆者は喫煙者です。かれこれ20年近く煙草を吸っています。1日大体7~8本吸っています。
煙草が有害な事はもちろん知っており、いつかは禁煙しないとなぁと思い、今から4年ほど前にペン型の「ベイプ」を買いました。筆者は物から入りたがるので、まずは何か買って、これをきっかけに紙巻きタバコから卒業しようと思ったのです。
しかし、その後転職や予期せぬ引っ越しなどがあってストレスが溜まり、あまりベイプを使う事無く、今日に至るまで紙巻きタバコを吸い続けています。

が、40歳を過ぎたあたりから、息切れが激しくなったり痰が喉に絡んだりと、確実に体に悪影響が出ていると実感するようになりました。会社でやっている健康診断を受けても、先生から必ず「タバコはやめた方が良いですよ」と言われます。

そこで改めてベイプを見直し、紙巻きタバコからの卒業を考え始めるようになりました。
今回は「電子タバコ」について、筆者なりに調べてみて、禁煙の助けとなるか考えてみました。

電子タバコと加熱式タバコ

一般的なタバコは「紙巻きタバコ」と言われています。その名の如く「紙で巻いたタバコ」です。これをいちいち説明する必要はありませんね。
一方で、今は紙巻きタバコに代わって「電子タバコ」「加熱式タバコ」というデジタルガジェットが普及しています。「アイコス」や「グロー」「プルーム・テック」という言葉を聞いた事もある人もいると思います。

「電子タバコ」と「加熱式タバコ」は同じ物のように扱われていますが、実はまったく異なります。まず、この2つの違いについて説明します。
結論から言うと、両社は「使う素材」が異なります。「電子タバコ」は液体のリキッドを、「加熱式タバコ」は紙巻きタバコと同じタバコ葉を熱して使います。

「加熱式タバコ」はタバコの葉を使う為「タバコ」という名称を使ってもおかしくありません。対して「電子タバコ」で使われるリキッドと呼ばれる液体は、タバコの代表的な悪成分であるニコチンとタールが含まれていません(日本ではニコチンやタールの入ったリキッドは販売してはいけないという決まりがある)。その為、吸ってもタバコ特有の肺に煙が充満するような感覚や、ツンとした匂いはありません。コンサートなどで使われる「スモーク」を吸っているだけなのです。
つまり、厳密に言えば、日本において「電子タバコ」はタバコではないのです。

冒頭で筆者は「ベイプを買った」と書きましたが、「ベイプ」とは「電子タバコ」の事を指します。日本では電子タバコと言うよりもベイプと言う言葉の方が一般的なように感じます。
ベイプを選んだ理由は書いた通り、ニコチンやタールが含まれておらず、健康面で加熱式タバコよりもはるかに良いと考えたからです。
「アイコス」や「グロー」「プルーム・テック」は全て加熱式タバコに分類されており、吸う成分の中には普通のタバコと同様のモノが含まれています。それでは切り替えても意味が無いと考え、買うのをやめました。

健康面はどうなのか?

↑の説明だけを見ると、「加熱式タバコは紙巻きと同じで有害」「電子タバコはニコチンやタールが入ってないから安心」という感じに思えます。私もそう思ったからこそベイプ(電子タバコ)を買いました。
ただ、電子タバコは世に出てからまだ日が浅い為、完全に安心かはまだハッキリしてないそうです。ニコチンやタールは入ってないけど、別の病気になったというデータもあるそうですし。

ただ、1つ注意しなければいけないのは、海外では「ニコチンの入ったリキッド」が購入可能で、それを使っていれば「加熱式タバコ」と大きく変わりません。その事を前提とした海外の論評は、ニコチン入りのリキッドが使えない日本とは事情が違うと言えます。
「日本なら電子タバコは安心なんだ!」と言うのは少々短絡的すぎるとも思いますが、ただ紙巻きタバコ・加熱式タバコよりかはずっとマシだと、筆者は考えています。

結局禁煙できるのか?

前述した通り、(日本の)電子タバコにはニコチンもタールも含まれていません。なので、吸った感覚は何もありません。空気を吸うのと一緒です。ただ、煙はいっぱい出ます。これを「吸った感じが無い」とネガティブに考えるか、「煙がいっぱい出て吸った気分になれる」とポジティブに考えるかで大きく変わると思います。
また、リキッドには実に様々な種類のフレーバーがあり、好みのフレーバーがあれば気分もだいぶ変わると思います。
結局は代用品なので、やめる努力そのものは絶対に必要だと思います。でも、ガム食べるよりかは効果はあるんじゃないかと思いますよ。

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