デコ活

脱炭素活動、「デコ活」に決定

‟脱炭素”な暮らしを目指す活動が昨今話題になっていますが、7月13日、環境省がこういった国民運動の愛称を「デコ活」と命名しました。
名前をつける事でより活動を行いやすくする狙いがあると思われます。

脱炭素とは?

テレビなどで昨今よく聞かれる「SDGs」「カーボンニュートラル」「脱炭素」と言った言葉。「SDGs」は貧困を無くす・エネルギーをクリーンにと言っ国際レベルで達成すべき17の目標の事、「カーボンニュートラル」や「脱炭素」とは温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出をゼロにする事を指します。日本においては総括的にに「無駄なエネルギーを使わず、二酸化炭素の排出を抑える」という意味合いで使われます。

体温を超える猛暑や局地的な大雨と言った異常気象は、二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化が要因の1つだと言われており、今後もこの状況が続いていくと、やがて地球は人間が住めない星となってしまう可能性があると指摘されています。それを食い止める為に世界的に提唱されているのが「脱炭素」なのです。
化石燃料を使わない電気自動車の普及や、燃やすと二酸化炭素を出してしまうプラスチック製品を減らす活動と言ったモノが身近な脱炭素と言えるでしょう。

「デコ活」に命名

環境省はこういった取り組みについて「デコ活」と命名しました。「デコ活」の「デ」は「Decarbonization(デカーボナイゼーション=脱炭素)」、「コ」は「CO2(二酸化炭素)」の頭文字で、それに「活動」の「活」を足した言葉との事。
名称が出来る事により、「デコ活をやろう!」と言った感じに、よりストレートで分かりやすいアピール・宣伝ができるようになり、やる方も促す方もやりやすくなるという狙いがあります。身軽なファッションを進めた「クールビズ」のような言葉と考えてもらえればイメージしやすいと思います。

「デコ活」してますか?

せっかく名前がついたので、さっそく使ってみましょう。皆さんは「デコ活」していますか?
環境省のホームページには身近な所でできる「デコ活」が数多く紹介されています。その一部を紹介しましょう。

●太陽光発電
●住宅の断熱化
●無駄な移動を行わないテレワーク
●LED照明

これらの行動が環境に良いという事は皆さんも何となく分かると思います。また、これらの行動はお金の節約にも繋がる事が多い為、まずは「お金の節約」という方面から行動を起こしてみても良いと思います。

「自分1人がやったって意味無いし」と思う人もいるでしょう。しかし、みんながそう考えてしまうと結局は何も変わりません。「デコ活」という名前が付く事で、アクションを起こしやすくなればと思います。

【サイトはコチラ】
https://ondankataisaku.env.go.jp/cn_lifestyle/