禁煙したい
筆者は学生時代からタバコを吸っています。もうタバコの無い生活なんて考えられません。……とか思っていたんですが、中年になり、健康診断でも結構黄色信号が出るようになったので、健康の為にも禁煙をしようかなと考えています。
ただ、いきなり煙の無い生活はなかなかに難しいモノです。なにせ20年近く続けてきたわけですからね。そこで手を出したのが「ベイプ」です。
今回は、筆者が実際に購入したベイプについて語りたいと思います。
ベイプとは？
「ベイプ（VAPE）」とは電子タバコの事です。
電子タバコと言うと「アイコス」や「プルームテック」と言ったモノを思い浮かべる人もいると思いますが、アチラは厳密には電子タバコではなく「加熱式バタコ」と呼ばれるモノです。
つまり、電気の力を使ったタバコには電子タバコと加熱式タバコという2種類が存在しているのです。
詳しく知らない方は同じモノと思っている人が多いようですが、実は中身はまったく違います。どう違うのか？ それは「成分」です。
「加熱式タバコ」はたばこカプセルというモノを挿して使います。カプセルにはタールやニコチンと言ったタバコと同じ成分が含まれています。つまり、構造がどうであれ、結局は「煙草」を吸っているのと変わりません。
対して、「電子タバコ」はリキッドと呼ばれる液体を気化させて、その煙を吸います。リキッドには一般的にタールもニコチンも含まれていません。なので、厳密に言えば電子タバコは「タバコ」ではないのです。
その為、吸った感覚も紙巻きタバコ、加熱式タバコとは大きく異なります。筆者の感覚で言わせてもらうと「煙が入って来る感覚が無く、深呼吸してる感じに近い」のです。
ただ、見た感じがソックリなので、日本ではどちらも同じように扱われているのが実情です。例え電子タバコであっても電車の中で吸う事は許されません。
とは言え、成分がまったく異なる為、健康面では大きな違いが出てきます。タールもニコチンも含まれてないので、ベイプには禁煙の効果があると言われています。
という事で、そのベイプ、買ってみました。
ベイプ購入
買ったのは「JUSTFOG Compact14」というベイプです。ネットで調べた所、ベイプを扱う店舗もあったんですが、家から遠かったのでAmazonで購入。2日で届きました。合わせてリキッドも1種類購入しました。
箱を開けて早速試してみようと思ったのですが、まずは第一関門。説明書が日本語に対応していません。英語、ドイツ語、スペイン語などはあるんですが、肝心の日本語ありません。
マジか……と思いましたが、ここはインターネット社会の今です。検索してみると、結構使い方まで解説しているページが見つかりました。それを見ながら、使い方を勉強。どうやら、アトマイザーと呼ばれる物を取り外して、コイルを装着し、リキッドを注入するようです。
が、ここで第二関門。リキッドを注入する蓋が開きません。タオルなどを使って何とか開ける事に成功。壊れていたのではなく、ただきつく締められていただけのようでした。
と、30分ほど四苦八苦しながら、何とか準備完了。コイルにリキッドが馴染むのに15分ほどかかるとの事で、しばし待ち。
いざ吸引！
15分経ち、いよいよ吸ってみます。ボタンを5回押すと電源がつき、いざ吸引！
……なるほど。こういう感じなのね。
まあ、↑に感覚について既に書いてしまっていますが、紙巻きタバコを吸うのとは全然違いますね。ハッキリ言うとパンチがありません。書いた通り、ただ色のついた空気を吸っているだけという感じです。リキッドに味というか匂いが付いているので、それの感じはありましたが、タバコを吸った時のような強いモノは感じませんでした。
ただ、「パンチ」というのはタールやニコチンと言った有害な物質が体の中を駆け巡る事を指しているわけで、それが無いというのは体には間違いなく良い事なんでしょう。
しばらくは使ってみます
正直な意見を言わせてもらうなら、たった数回吸っただけで「これは禁煙アイテムになりえる！」とは断言はできないかなと思います。もっとタバコに近いモノを想像していたからです。実際は、「似て非なるモノ」という言い方が正しいかなと思います。
とは言え、窓を開けて吸って煙を吐くという「動作」は間違いなくタバコと同じであり、ずっと続けていればやがてベイプに移行できるかもしれないとも思います。少なくともガムやアメを食べるよりかは効果は間違いなくあると思います。まあ、その為には「ニコチン吸いたい！」という根本的な渇望に打ち勝つ必要があるわけですが。
禁煙したいと思っている方は、ベイプを試してみてはいかがでしょうか？
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