スーファミを代表するプレミアアクションゲーム

プレミアの付いているスーパーファミコンゲームがかなりありますが、その中でも知名度が高いのが「奇々怪界 謎の黒マント」と、その続編の「奇々怪界 月夜草子」でしょう(「奇々怪々」ではないのでご注意を)。
箱付きの美品なら「奇々怪界 謎の黒マント」は2万円前後、「奇々怪界 月夜草子」に至っては4万円近くします。
もっと高いプレミアの付いているゲームもありますが、シリーズの数、知名度という点において「奇々怪界」は頭1つ飛び出した存在だと言えます。
今回はそんな「奇々怪界」について、細かくご紹介したいと思います。

奇々怪界の歴史

初代「奇々怪界」は1986年、あの「インベーダーゲーム」を世に送り出したゲーム会社タイトーがアーケードゲーム向けに製作しました。
トップビュー(真上や斜め上からの見下ろし型)で、巫女の小夜ちゃんを操作し、妖怪にさらわれた七福神を救出する為に戦うという内容です。お札を飛ばして敵を攻撃します。
純和風のグラフィック、おどろおどろしくもコミカルさの漂うBGMが評価され、大人気となりました。

特に評価されたのが主人公の小夜ちゃんです。職業が「巫女」というゲームキャラクターのはそれまでに例が無く、巫女さんキャラクターの先駆けとなりました。また、当時のゲームは主人公が女性という事も珍しく、愛らしい見た目も人気を博し、タイトーのマスコットキャラクターとして、今でも根強い人気があります。

その後、「奇々怪界 怒涛編」の名でディスクシステムに移植されたのをきっかけに、MSX2、PCエンジン、Windows、ガラケーアプリ、PS2、Wii、PS4などに移植されました(ダウンロードコンテンツなども含む)。ここまで多くの機種に移植されたゲームはなかなか無いと思います。「イース」くらいじゃないでしょうか?

ただ、基本的には「移植」であり、続編などではありませんでした。

そして1992年にスーパーファミコンで正式な続編が発売されました。それが「奇々怪界 謎の黒マント」です。
製作・販売はタイトーではなくナツメ(現・ナツメアタリ)という会社。正式にライセンス契約を結び、製作されました。
その後、1994年には同じナツメから「奇々怪界 月夜草子」が発売。更に2001年にはアルトロンからゲームボーイアドバンス用ゲームとして「奇々怪界あどばんす」が発売されました。

更に更に2007年にスターフィッシュから「奇々怪界2」がPS2用ゲームとして発売される予定でしたが、発売中止になってしまいました(理由は不明)。
ただ、途中までは開発していたと思われ、そのシステムを使ったと思われる「雪ん娘大旋風 ~さゆきとこゆきのひえひえ大騒動~」が2007年にWii用ゲームとして発売されました。後にPS2にも移植され、こちらはPS2ゲームの中でも屈指のプレミアゲームとして半ば伝説と化しています。

「奇々怪界 謎の黒マント」の面白さ

「奇々怪界 謎の黒マント」は数ある「奇々怪界」シリーズの中でも屈指の完成度を誇るとされており、今遊んでも十分に面白いと言えます。より可愛らしくなった小夜ちゃん、進化したグラフィック、テンポの良い和風メロディBGM、どれをとってもスーパーファミコンのアクションゲームとして最高レベルです。

ただ、その反面、難易度も恐ろしく高く、筆者も学生時代、必死にやりましたがステージ4まで行くのがやっとでした。
ステージ1はそれほどでもないんですが、ステージ2からアクションが苦手な人は投げ出してしまう程の難易度に。敵の攻撃が非常に激しく、また、小夜ちゃんは全方向に攻撃できるんですが、それ故にシューティングゲームのように横に移動しながら常に上に向かって撃つと言った事ができず、狙いを定めるのも苦労します。
しかし、その分、クリアした時の達成感は凄いモノがありましたけどね。

続編である「奇々怪界 月夜草子」は仲間が出来たり、敵の攻撃が大人しくなるなど、難易度は大幅に下がり、より広い層にアピールできる内容に。しかし一方でヘヴィプレイヤーからは賛否両論ある物にもなりました。

どれぐらいの数が売れたのかは分かりませんが、ナツメはあまり有名なメーカーではなかった事もあり、あまり数は出荷されなかったようです。しかし、その内容が評価され、現在プレミア価格になっているのです。

現在の奇々怪界

「奇々怪界あどばんす」以降、新作が出ていない状態でしたが、2020年9月、Nintendo Switch用に「奇々怪界 黒マントの謎(仮)」を発売するとの情報が飛び込んできました。
これを書いてる今現在、発売日・価格は未定。また、内容もハッキリしていません。ただ「奇々怪界 黒マントの謎(仮)」と銘打っている事、公開されたトレイラーからして様々な要素を追加した「リメイク」になるのではないかと思われます。個人的にはPSの方にも出してほしい……。
まだまだ小夜ちゃんの冒険は終わらなさそうです!

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