ロストエピック

ちょいとマイナーなゲームをご紹介!

世の中にはとても面白いのにイマイチを注目を浴びず、埋もれていく作品が少なくありません。 ネットを通じて手軽にプレイできるようになった今は、特にその傾向が強くなっていると感じます。
そこで、この記事では世間的な知名度はイマイチながらも、筆者が実際にプレイして面白かったゲームをご紹介したいと思います。

ロストエピック

今回ご紹介するのは、2022年に発売されたアクションRPG「ロストエピック」です。
2015年に倒産してしまったゲーム会社、イメージエポックの社員によって立ち上げられたゲーム会社、株式会社ワンオアエイトから販売されている2DアクションRPGゲームです。プラットフォームはNitnedo Switch、PS4&5、PCなど。パッケージ版、ダウンロード版、どちらもあります。

物語は神々に蹂躙された世界を舞台に、その神を倒す為、「騎士」と呼ばれる者が戦いを挑むというモノ。レベルの概念は無く、敵を倒して「アニマ」と呼ばれるモノを稼ぎ、ステータスを上げていくというタイプです。

良かった点

〇キャラメイクが(ある程度)できる
本作は2Dアクションゲームでありながら、主人公のキャラクターメイキングができます。
お金をかけた3Dゲームだとキャラクターの顔や体つきを細かく設定する事ができたりしますが、2Dタイプのアクションゲームでは珍しいと思います。まあ、10種類くらいの見た目と声の中から好きなのを選ぶだけではあるんですが、それができるだけでも凄いと思いました。どの見た目も魅力的でどれを選ぶのか迷いましたが、メイン画面に描かれている白い鎧の金髪女性を選びました。

〇簡単すぎず、難しすぎない難易度
昨今の2Dゲームは「エンダーリリーズ」や「ブラスフェマス」など高難易度のゲームが幅を利かせていますが、本作の難易度は適度で、時間かけて強くなればゴリ押しも十分可能です。難易度自体の調整もできるし、回復魔法・ダメージを減らす魔法などを無制限で使えるなど救済処置も多く、アクションが苦手な人でもサクサクプレイできると思います。

〇心地良いプレイ
簡単な操作で次々と決められるコンボ、何度やっても心地良いエフェクトとサウンドなど、肝心のバトルはストレスがほとんど無く、最後の最後まで飽きずに楽しめました。戦い方も剣での接近戦の他、魔法や弓で遠くから安全に戦うなど人によって様々なプレイが可能です。
私は片手剣でコンボ&シンギ(必殺技)決めまくっていましたが、後半は弓矢で遠くからボコボコにしてました。

〇広大なフィールド
全てのフィールドを回るのに25時間近くかかります。メトロイドヴァニアスタイルのゲームとしてはかなり広いんじゃないかと思います。その中に小さなダンジョン「メイズ」があったりと進んで行く楽しさは充実していた思います。
ワープもすぐに出来るようになるので、移動によるもストレスもありません。

〇意外なストーリー
物語は人間を蹂躙する神を主人公が倒すというシンプルな物語ですが、後半、予想外の展開になっていきます。これはなかなか予想できず、楽しかったです。

ロストエピック

気になった点

〇メトロイドヴァニアの醍醐味は薄め
メトロイドヴァニアの醍醐味と言えば、何と言っても、最初は行けなかった所に身に着けたスキルなどを使う事で行けるようになる、という「新しいフィールドの開拓」がありますが、本作にそういった要素は希薄です。アクション自体はほとんど増えず、道中のパワーアップは戦闘方面のみです。
それはそれで楽しかったですが、やっぱりもうちょっと探索要素が多いと嬉しかったです。

〇武器の強化&進化がかなり苦行
武器の強化・進化には「玉鋼」というアイテムが必要になるんですが、これがなかなか集まらず、全ての武器を均等に強化しながら進める事は実質不可能です。全ての武具の強化は間違いなく「やりこみ」の部類に入ると思います。
個人的には武具は強化&進化ではなく、単純に道中で強い武具をゲットするという形の方がテンション上がります。

〇操作性にちょっと癖がある
回避の後に若干の硬直があったり、振り向いてすぐの攻撃ができなかったり、ジャンプの挙動に若干癖があるなど、少しですが操作性に癖があったと思います。上に書いた通り、本作は高難易度ではないのでそれでも十分プレイは可能ですが、もうちょっとスマートな操作性だったらもっと面白かったと思います。

まとめ

苦言も言いましたが、正直どれも些細なレベルです。2DアクションRPGが好きな人なら絶対に損はしないゲームだと思います。メトロイドヴァニアタイプのゲームが好きな方はぜひ!

【サイトはコチラ】
https://one-or-eight.co.jp/lostepic/
画像提供:株式会社ワンオアエイト