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YouTubeの発表

世界で2番目にアクセス数の多いウェブサイト「YouTube」が(1番はGoogle検索)、スキップできない30秒の動画広告を導入すると発表しました。これまで様々な長さの動画広告が導入されてきましたが、スキップできない動画広告としては最長になります。
何故、このような広告を入れる事にしたのでしょうか?

現在の動画広告

YouTubeを見た事がある人なら誰もが一度は目にした事があるであろう広告。様々なタイプの広告がありますが、最も有名なのが動画を見る前・途中・最後に流れる動画広告でしょう。

この動画広告は「スキップできる広告」と「スキップできない広告」の2種類があります。
スキップできない広告は5~15秒の動画広告で、広告が終わるまでスキップする事はできません。つまり、必ず最後まで見る必要があります。一方、スキップできる広告は15秒以上の長さがあり、5秒経つとユーザーがクリックする事でスキップする事ができます。

今回、スキップできない広告の種類が1つ増える事になります。
ちなみに過去にスキップできない30秒広告はありましたが、2018年に廃止されており、今回復活するという事になります。

何故種類が増えた?

発表によると、今まではパソコンやスマホでの閲覧が主だったYouTubeがテレビなどでも気軽に見られるようになり、アメリカではテレビのストリーミングサービスでYouTubeが1位になったとの事。それによって「大画面で長編のクリエイティブを届けられるように」という事で、30秒のスキップ不可の動画を用意したとの事です。

なお、30秒広告は登録者・視聴数が多く、かつ有害なコンテンツを配信していない上位5%の優良チャンネルに配信される「YouTube Select」に導入されるとの事で、全てのコンテンツに配信されるわけではないようです。

これからどうなる?

現在、テレビなどをまったく見ず、インターネットの動画コンテンツしか見ないという若者も数多くおり、ネット広告は今後更に売り上げが伸びると言われています。そうなれば、当然、視聴者はより多くの広告を目にする事になり、今後こういったロング広告は更に増えると予想されます。
ただ、長すぎると返って視聴者の不評を招く事にもなりかねません。そのバランスが今後どうなっていくのか、気になる所です。