ブルーレイディスク

大手が生産終了を発表

家電メーカー大手のパナソニックが2023年2月をもって、録画用ブルーレイディスクの生産を終了すると発表しました。対象商品は「全てのブルーレイディスク」で、それに代わる「後継商品」は特には無いとも発表しました。

物理録画媒体の終焉か…

ビデオテープ(VHS)から本格的に始まった家庭での「録画」の歴史。80年代・90年代はVHSの時代であり、自宅での録画はもちろん、ビデオレンタル店での貸し出しもビデオが一般的でした。
2000年代はVHSよりも長時間の録画が可能な「DVD」が主流となり、そして2010年代はDVDよりも更に大容量の「Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)」が主流となりました。
しかし、2010年代はそれと同時に別の主流も生まれます。それがネット上で動画などを視聴するオンデマンド配信です。更に、ハードディスクやクラウドに記録するスタイルなども生まれ、2020年現在はもっぱら後者が主流となっています。

今回の終了はそんな時流を汲んだモノであり、パナソニックは撤退理由を「市場規模が縮小し、生産継続が困難なため」としています。

これからどうなるのか?

ちなみにブルーレイディスクの生産は他のメーカーも行っており、ブルーレイディスクレコーダーも普通に購入する事ができます。しかし、1つの出来事をきっかけに他が続く事も家電業界ではよくある事です。
現在、ブルーレイディスクにお気に入りの動画などを保存している方は、ハードディスクなどに移しておいた方が良いかもしれませんね。