ヒーター

クーラーと同じ問題勃発

夏場によく話題になる「クーラーはつけっぱなしとこまめに消す、どっちがお得なのか?」問題。家の素材や外の温度も関係するものの、大方は「つけた時に最も電気代を使うので、つけっぱなしの方が良い」という結論が多めです。
では、暖めるヒーターはどうなのでしょうか? 特に今(2022年冬)は電気代の高騰が世界的なニュースになっており、簡単に電気代の節約できるならぜひやりたいと思う人は多いはずです。
そこで今回はヒーターの電気代に関するお話をしたいと思います。

ヒーターは何度設定?

皆さんはヒーターを何度設定にしていますか? 筆者はできる限り厚着をした上で20℃で設定しています。元々暑がりなので、このくらいの温度で十分耐えられるわけです。
家電メーカーの大手パナソニックが2022年に行った調査によると、世間一般での設定温度で最も多いのが25℃。ボリュームゾーンは22~25℃という結果となりました。環境省が目安としている温度は20℃なので、多くの人が推奨温度よりも高温設定にしている事が分かります。
ただ、ヒーターは設定温度を1度下げると電気代を10%安くできると言われているので、25℃を20℃にするだけでもかなりの節約になると思われます。

ヒーターはつけっぱなし?こまめに消す?

本題です。ヒーターはつけっぱなしとこまめに消す、どちらがお得なのか? 結論から言うとクーラーと同じく「つけっぱなし」の方がお得と言えます。
原理はクーラーと同じで、ヒーターもつけた時に最も多くの電気を消費して暖風を放出します。最初は室内の温度が低いので、設定温度にする為に多くのエネルギーを使うのです。一度設定温度になると、あとは少ない電力で済むわけです。スイッチを切ると当然、温度は下がります。そして、その状態でスイッチを入れるとまた設定温度にしようとして多くの電気を使うのです。
長時間室内にいるのなら、常につけっぱなしにしておく方が消費する電気は少なくて済むためお得と言えるでしょう。

ヒーターの電気代節約方法

ヒーターの電気代を節約方法は温度設定やスイッチ以外にあるのでしょうか? これもクーラーと同じで、フィルターの掃除をこまめに行う、サーキュレーターで空気を循環させる、室外機をキレイにしておく、カーテンなどで断熱性を上げる、という方法である程度節約ができます。
ヒーターだけの方法として、湿度があります。湿度が上がると体感温度も上がる為、加湿器などを同時に使う事で、温度を下げても体感温度を高い状態で維持する事ができます。

電気代の高騰はしばらくの間は続くと言われています。手近にできる事をして、できる限り電気代を節約してみてはいかがでしょうか?