スマホを充電しようとした所…

ある日の事、スマホを充電しようと思ってコンセントに繋がっているUSB-C端子をスマホと接続しました。そして、2時間後。もう充電終わったかな? と思ってスマホを見てみた所、なんとこんな表示が……。

USB-C端子の裏表

なんと「低速充電」になっていて、フル充電までに12時間もかかると言うのです。
え? え? 何で? 今までこんな事一度も無かったのに……。焦ってスマホをいじってみても何も分かりません。ただ「対応する充電器を使用してください」と出るだけです。

次に接続しているUSB-C端子を見てみても、特に異常無し。仕方ないので(ファミコン世代よろしく)端子にフーッ!と息を吹き付け、再び接続。しかし、それでも低速充電は変わりません。ますますパニックになってしまいました。
しかし、何度も端子を抜き差ししていると、突然……。

USB-C端子の裏表

普通に戻りました……。
一体何だったのだろうと、冷静になって調べてみた所、どうやら、USB-C端子を差し込む「裏表」が違っていたようなのです。“表”にして差し込むと普通に充電ができ、“裏”にすると低速充電になってしまう事が分かりました。

しかし、ここで疑問が浮かびました。確かUSB-C端子には裏表という概念が無く、どちらを表にしても問題無く接続できる端子だったはず……。こんな事ってあるの?
今回は、この「USB-C裏表問題」について、筆者の体験談を元にお話したいと思います。

USB-C端子に裏表はあるのか?

通常、USB-C端子には「裏表」は無いと言われています。実際、筆者が使っている端子もどちらの面が上でもキチンと挿す事ができます。ただ、実際には裏表という概念は存在しており、どうやらピンの配置が違っているようなのです。ただし、だからと言って、逆に挿すと通信速度などに違いが出るという事は無いとされています。

なら、何故筆者のスマホの充電速度は変わったのか?
最も良く指摘されるのがケーブル自体の劣化です。物理的に接続が上手くいかず、充電速度が落ちるというモノです。スマホ側のコネクタの劣化、またはコネクタの中に微細なゴミが溜まって接続に不具合が起きているという事もよくあると言われています。

そしてもう1つ指摘されるのが「変換コネクタを利用している」という事です。

USB-C端子の裏表

↑が筆者が使っているケーブルです。USB-A=USB-Cという構造になっています。なので、直接コンセントに差し込む事ができません。なので、↓のようなコンセントとUSB-Aを繋げるコネクタを利用しているのです。

USB-C端子の裏表

こういったコネクタを使うと、稀に不具合的な事が起き、特定の向きでしかキチンと充電できないとも言われているのです。

筆者の推測

筆者はスマホの製造業者ではないので、ハッキリとした原因は分かりません。ただ、ここまで書いてこうなのではないかという推測はできます。その推測結果は「コネクタにゴミが入っている」というモノです。

このスマホは使い始めて半年以上経ちます。そして今までこういった事態は起きませんでした。最初からずっと変換コネクタを使っていので、変換コネクタが原因で起こったとは考えにくいでしょう。
なのに今になって起こった。ならば、長年使っている内にコネクタ内に超微細なゴミが溜まり、それが原因で接続が上手くいかないと考えた方が納得がいきます。

ただ、エアダスターなどで徹底的にゴミを掻き出してみましたが、結果は今も特定の向きでしか充電できない状態です。もしかしたら、ゴミではなく純粋な劣化なのかもしれません。またはケーブルの方に異常があるのかもしれません。今後はケーブルを買い替えてみたりして、色々と策を講じてみたいと思います。
充電が遅いと思ったら、もしかしたら端子の表裏が原因かもしれまれんよ。