元祖クソゲーメーカーが復活

ゲーム業界でよく使われている「クソゲー」という言葉は、タレントのみうらじゅん氏がファミコンゲーム「いっき」を評価した際に発した言葉が最初と言われています。なんでも「1人なのに“いっき”っておかしくない?」と言ったとか。
その「いっき」を始め、「アトランチスの謎」「かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次」などの一度プレイしたら永遠に忘れないであろう珍作を開発したゲームメーカーがサンソフト(サン電子株式会社のゲームブランド)です。ちなみに、珍作は初期だけで後半になると「ラフワールド」など優れた作品も数多く出しています。
最近は、過去作を細々と移植したりする程度で、目立った活動はしていませんでしたが、この度大々的に復活宣言を行い、話題となりました。

サンソフト新作ラインナップ

今回、正式に発表されたのは以下の3作。

・いっき団結
・ギミック
・へべれけ

いずれもファミコンなどで発売されていたタイトルがベースになっていますが、単純な移植ではなく、当時のレトロなグラフィックなどを生かしながらも新しい要素が追加された「新作」という扱いになっています。

【いっき団結】
サンソフトのゲームの中でも特に知名度の高い一作。
その名の通り、オンラインを使い「団結」してプレイできるようになっているとの事。
2022年内発売予定で、対応機種はPC(steam)。
サンソフト「いっき団結」

【ギミック】
92年にファミコンで発売された横スクロールアクションで、非常に高かったものの、発売が遅かった為、大ヒットには至りませんでした。今回の新作ではどう変わっているかは現時点では不明ですが、その名の通り「ギミック」を駆使したアクションが楽しめるとの事。
こちらも2022年冬発売予定で、対応機種はPC(steam)、Nintendo Switch、PS4、Xbox One。
サンソフト「ギミック」

【へべれけ】
91年発売のアクションゲームで、コミカルでシュールな世界観が魅力。いわゆる「メトロイドヴァニア」タイプの作品で、こちらも非常に高評価でした。ただ、こちらもファミコン後期だった為、大ヒットはしませんでした。
こちらは2023年発売予定で、対応機種はPC(steam)、Nintendo Switch、PS4、Xbox One。
サンソフト「へべれけ」

なお、どれも現段階では価格も不明な状態です。

今後も続々出るらしいゾ!

まだ正式な発表はされていませんが、まだまだ他のタイトルも発売予定との事。ファミコンに熱中していた人なら1本や2本くらいはやった事があるはずなので、続報を期待しましょう。
個人的には「アトランチスの謎」「ラフワールド」なんかをぜひともお願いしたいです。

【サイトはコチラ】
https://www.sun-denshi.co.jp/soft/NewsRelease/20220819/vtube/
画像引用:サン電子株式会社