あの無料レンタル掲示板が閉鎖

1997年にサービスを開始、一時は掲示板の最大手とも言われていたインターネット掲示板サービス「teacup.（ティーカップ）」が2022年8月1日をもってサービスを終了しました。
近年はSNSやメッセンジャーサービスが台頭し、利用者が減りつつある状況でしたが、ついに25年の歴史に幕を下ろす事になりました。

teacup.とは？

「teacup.（ティーカップ）」は1997年にサービスを開始しました。
当時はまだスマホも出ておらず、LINEなどのメッセンジャーサービス、Twitterやfacebookと言ったSNSも無かった時代です。インターネット上での意見交換などは主に「掲示板」と呼ばれるツールを使って行われていました。「teacup.」は、そんな掲示板を誰でも無料で作成（レンタル）できるサービスで、CGIなどの専門的な知識を必要とせずに設置できた事から人気を博し、その後雨後の筍のごとく出てきた掲示板サービスの先駆者として、高い人気を誇りました。

しかし、2000年代に入り、ブログが登場し、意見交換が行いやすくなりました。更にTwitterなどのSNSも登場し、意見交換の場はそちらへと移っていきます。その間も運営会社を変えつつ、懸命に運営が続けられてきましたが、ついにその役目を終える事となりました。

次に「懐かしいもの」になるのは何か？

筆者も大学生の頃に個人ホームページを作った際、「これからはインターネットで色々な人と意見を交換するゾ！」とリア充な未来を夢見て、「teacup.」のレンタル掲示板を作り設置していました。まあ、結果としてほとんど利用者はおらず、時折どこかの出会い系のサクラが書き込みをするくらいで、いつしか確認する事も無くなり、自然消滅するような形で終わってしまったんですが。

昔流行ったモノはいつしか「時代遅れ」とされて消えていくモノです。例えば、ガラケー全盛期だった頃は「着メロ」や「着うた」が大人気で、筆者も電話をかけてくる人によって着メロを変えていたりしたものです（今は普通の着信音設定：汗）。
次に消え、そして現れるモノは何なのか、気になる所です。

【サイトはコチラ】
https://www.teacup.com/information/view?id=16
画像引用：GMO