扇風機とサーキュレーターの違い

昨今話題の「サーキュレーター」

家電量販店に行くと、扇風機売り場のすぐそばに「サーキュレーター」も置いてあります。見た目もかなり似ていますし、両方の機能を兼ね備えたモノも売っているので、何が違うのかよく分かっていない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、扇風機とサーキュレーターの違いについて解説したいと思います。

サーキュレーターとは?

扇風機もサーキュレーターも「風を送る装置」という部分は共通していますが、風を送る目的が違います。
扇風機は「人に風を送る事」を目的としており、風は柔らかく、範囲も広めになっています。対してサーキュレーターは「室内の空気を循環させる事」が目的であり、風は激しく、そして範囲は非常に狭く、そして直線的です。そう言った目的の為、背が低く、首を伸ばす事もできない物が多めです。これは床付近の空気を上などに送る事が目的となっているからです。

つい数年前まではサーキュレーターなんて全然無かったと誰もが思っているのではないでしょうか? サーキュレーターが登場した理由は新型コロナウィルスの影響です。新型コロナの拡大感染を抑える為に室内の換気、空気の循環が必要になり、世に出るようになったのです。

サーキュレーターは扇風機になる?

結論から言うと、おススメはできません。言ったようにサーキュレーターは空気を循環させる事が目的であり、人の肌に当てるには強すぎるのです。サーキュレーターに当たり過ぎると体が冷えすぎて悪影響を及ぼす可能性がある為、扇風機代わりにサーキュレーターを使う事は控えた方が良いでしょう。

サーキュレーターの使い所は?

一言で言えば「大きな部屋はサーキュレーター、小さな部屋は扇風機」と言った感じです。小さな部屋なら空気を循環させる必要も無い為、普通に扇風機を使えば良いでしょう。一方、オフィスなどの大きな部屋では扇風機が届かない席も出てくるはずです。そういう時はサーキュレーターを使って冷房の空気を部屋全体に流す事で、全員が涼しくなれるわけです。

用途を理解して使おう

筆者は何となく「扇風機の凄い版」みたいなモノだと思っていたんですが、こうして調べてみるとまったく違う事が分かりました。見た目は似ていますが、用途はまったく異なります。十分注意した上で、購入するようにしましょう。