エアコンだけしか使っていませんか?

筆者は非常に暑がりで、しかも汗っかきです。夏の暑い日など、会社に出社するだけで汗びっしょりになってしまい、同僚から煙たがられます(汗)。外に出かける時は額から垂れる汗対策の為にバンダナをしているんですが、間違いなく「ああいうオタク、まだいるんだ…」と思われている事でしょう(汗)。
そんな筆者ですが、つい最近まで冷房はエアコンしか使っていませんでした。エアコンで部屋がシッカリと涼しくなるなら、扇風機など他の冷房器具は使わなくても良いだろう(使っても変わらない)と思っていたからです。
しかし、その考えは間違いでした。今回は、その事についてお話したいと思います。

扇風機も使うべし!

確かテレビ番組で、「エアコンと扇風機は一緒に使った方が良い」みたいな事を言っていて、「そう言えばウチには扇風機もあったよな……。試しに使ってみるか」と思い立ち、長らく押し入れにしまってあった扇風機を取り出しました。それをエアコンがかかっている部屋に持っていき、自分に風が当たるような位置に設置してみた所……これが予想以上にとても気持ち良かったのです! 扇風機の風ってもっと生暖かくって気持ち悪いものだと思っていたけど、全然違いました。もちろん、室内をエアコンで涼しくしていたからではあるんですが、直接風が当たる事で、体感的にかなり温度が下がる感覚がありました。

そして、それ以上に素晴らしいと思ったのが「汗」です。服が汗に濡れて肌にベタベタくっつく感覚って、物凄く不快じゃないですか。扇風機の風に当たると、その汗がすぐに乾くんですよね。エアコンの効いた部屋にいてもいずれ汗は乾くんですが、その速さが全然違うんです。体感的にはエアコンオンリーだと20分くらいですが、扇風機込みだと5分もかかりません。

個人的には、風による涼しさ以上に「汗が乾いて服がサラサラになって不快感が無くなる」の部分の方が圧倒的に大きく、その日からエアコンと扇風機を同時に使うようになりました。

お金的にも同時使用の方が良い

エアコンは非常に電気代を食う家電です。筆者は1人暮らしですが、エアコンを使わない月の電気代は5,000円くらいですが、夏場は1万円超える月も珍しくありません。間違いなくエアコンの仕業です。
そんなエアコンですが、電気代を安く抑えるポイントもあります。フィルターの掃除なども大事ですが、設定温度も非常に重要で、設定温度を1℃上げるだけで電気代が10%近く減る事もあるんだとか。
筆者はこれまで大体22℃くらいにしていたんですが、もしもそれを28℃にしたら、60%近く電気代を節約できるという事になります。まあ、正直、そこまで劇的には変わらないと思いますが、安く済むのは間違いありません。

でも、温度を6℃も変えたら当然室内の温度も変わります。そこで扇風機の出番です。扇風機の電気代は大体エアコンの1/10。最近はもっと安く済むタイプも出ています。6℃の温度差を扇風機でカバーすればいいわけです。
実際にやってみましたが、まったく問題ありませんでした。むしろ、同時使用の方が心地良いとすら感じました。やっぱり汗が乾くのはデカいな。

使わないだけが節約じゃない

熱中症で搬送される高齢者の方は「エアコンを使うとお金がもったいないから」と言う理由でエアコンを使わないと言われています。確かに使わなければ電気代はかからないでしょう。でも、それで倒れてしまったら意味がありません。
でも、使うならできる限り電気代は安く抑えたい。そう思うのなら、ぜひとも「エアコンと扇風機の同時使用」を試してみてください。筆者はこれで劇的に快適さが変わりました。きっと、皆さんもそう感じられるはずです!