Windows11の普及率

Win11がスタートしたけど…

日本では2021年10月からリリースが開始されたWindows11。
現在販売されている新品のパソコンは大体がWindows11が標準搭載されていますし、基準を満たしたマシンならば無料でアップグレードができるので、もう利用している人もいるのではないでしょうか?
しかし、とあるソフトウェアの調査により、驚きの結果が明らかになりました。それは「2022年4月現在、Windows11の利用率は全体のわずか1.44%である」という事です。

WinOSの割合は?

IT資産の管理ソフトウェアなどを展開しているLansweeperによる1,000万台に上る大規模な調査により、衝撃の事実が分かりました。それは2022年4月現在、Windows11の普及率はわずかに1.44%しかないという事でした。
具体的な数字は以下の通り。

1位:Windows10  80.34%
2位:Windows7   4.70%
3位:Windows8   1.99%
4位:WindowsXP  1.71%
5位:Windows11  1.44%
6位:Windows2000 0.15%
7位:WindowsVista 0.04%

見ての通り、Windows10が圧倒的なシェアとなっており、次が既にサポートを終了しているWindows7、次も既にサポートは終了しているWindows8、更に20年前のOSであるWindowsXPと続き、Windows11はそのXPの次という、惨憺たる結果となっています。
Lansweeperが指摘するには、「ビジネス向け端末での導入が遅れている事が一番の要因」との事です。

Lansweeperは更に調査を行っており、60万ヵ所以上の組織(会社など)で3,000万台以上の端末を調査、結果としてCPUがWindows11の要件を満たしていたのは全体の44.4%で、55.6%は要件を満たしていなかったとの事です。

アナタのPCはWin11?

筆者のパソコンは、家で使うパソコンも、仕事で使うパソコンも、CPUの要件を満たしていない為、Windows11にはなっていません(どちらもWindows10)。正直に言えば、今すぐWindows11にする必要は無いと考えており、実際作業をする上でWindows11でないと困ると言った事は何もありません。次にパソコンを買い替える時になったら考えればいいかな、くらいの気持ちで考えています。
おそらく、ほとんどの人がそう考えているからこそ、この普及率なんだと思われます。劇的な変化があるわけでもないようですし。

Vistaのように出たはいいけど、全然普及しない「死にOS」にならないか、気になる所です。