引用元:コナミ

悪魔城ドラキュラとは?

「悪魔城ドラキュラ」は、コナミから発売されているテレビゲームシリーズです。聖なる鞭を持った青年シモン・ベルモンドが宿敵ドラキュラ伯爵を退治するという物語のアクションゲームです。
ゴシックかつホラーなグラフィック、「ドラキュラサウンド」と呼ばれる印象的なメロディのBGM、覚えればシッカリとクリアできる難易度などが話題となりヒット。1986年に世に出てから、現在に至るまで数多くのシリーズが出続けています。

今回は、その中でも後に「転換期」と呼ばれる事になった「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」をご紹介したいと思います。

悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲

引用元:コナミ

「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」は1997年にプレイステーション用ゲームソフトとして発売されたドラキュラシリーズの1つです。

これまでのドラキュラシリーズは、レベルや経験値と言った概念は無く、ただただ敵を倒してステージをクリアし、先に進むだけという、純粋なアクションゲームでした。
しかし本作はそれらとはガラリと変わっており、敵を倒して経験値を獲得しレベルアップ、宝箱を開けて強い武具を見つける、様々なアイテムを手に入れて進めなかった場所を進んでいく、途中途中でセーブする、というRPGの要素が追加。更に複雑で広大なダンジョンを何度も行き来する「探索」要素も加わる事になりました。
ゴシック&ホラーな雰囲気は同じながらもより耽美的な世界観となり、主人公も鞭を使うベルモンド一族から変更され、アルカードという主に剣を使う吸血鬼一族の青年へと変わりました。

と、ほぼ別物と言っても良いほど様変わりしたドラキュラでしたが、これがおおいに当たり、以降のドラキュラシリーズはほとんどがこのスタイルへと変わっていく事になります。

筆者の思い出

筆者は子どもの頃からドラキュラシリーズが大好きで、ファミコン時代からずっとやり続けていました。高校生になっても変わらずで、本作品も当然のように興味を持ち、近所のラオックスで定価で購入。夢中でプレイしたのを覚えています。

本作で良かったのはやはりRPG要素だと思います。ドラキュラシリーズは好きではあったものの、アクションが苦手だった筆者は決して上手にプレイできていたわけではなく、毎回汗をびっしょりかきながら何とかクリアしていました。
そんな筆者にとって「レベルを上げて強い武具を装備すればアクションが下手でもクリアできる」というのは大変魅力的でした。雑魚を倒してレベルアップしていくのも楽しかったし、何より強い武具を求めて広大な悪魔城を探索するのが楽しくて仕方ありませんでした。お陰で初めてプレイしてから既に20年以上が経っているというのに、未だに悪魔城の構造を覚えていますからね(汗)。

最強装備と言われた「ヴァルマンウェ」をゲットした日は1日ハッピーな気分でしたし、当時人気絶頂だった椎名へきる氏演じる妖精も可愛かったし、レギオンの気持ち悪さに「おえ~」ってなったし、ラスボスよりも遥かに強いガラモスに挫けそうになったりと、思い出すと色々な事が蘇ってきます。

また、BGMも秀逸で、個人的には礼拝堂や水脈ステージで流れていた「失われた彩画」という曲がメチャクチャ好きでした。今ネットで調べてみたら、本作で一番人気の曲なんだそうです。やっぱりね。

今でもプレイするのは簡単

悪魔城ドラキュラシリーズの中でも一、二を争う人気作となった本作。97年にPSで発売された後はセガサターンでも発売。その後はPSPに移植(悪魔城ドラキュラX クロニクル)、PS3でゲームアーカイブとして配信され、PS4でも「悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲&血の輪廻」として配信、更にAndroidとiOS向けにも配信されています。
なので、現在でもプレイする事は簡単です。興味を持たれた方はぜひとも一度プレイしてもらえればと思います。

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