プロジェクターの今と昔
プロジェクターは、パソコンやスマホの画面を映しだしたり、映画やアニメなどの動画コンテンツを大きな画面で楽しめる「投影機」です。一昔前のプロジェクターはクオリティもあまり高くなく、1つの画面を複数人で共有できる事を最優先とした為、「とりあえず画面が見れる」程度のモノが多めでした。筆者は学校の授業でたまに見たりしましたが、皆さんはどうですか?
しかし、技術の進歩でそのレベルは昔とは比べ物にならないほど上がり、今はテレビ画面に近づくほどの精度にまで進化しています。
今回は、そんなプロジェクターの最新モデルをご紹介したいと思います。
ポータブルプロジェクター「ZenBeam Latte L1」
ポータブルプロジェクター「ZenBeam Latte L1」は、台湾に本社を置く大手ITパーツメーカーASUS(エイスース)が開発したポータブルプロジェクターです。
本製品最大のポイントはその形です。一見するとポータブルスピーカーのように見えるマグカップ型のお洒落なデザインは、プロジェクターとしては世界で初めてのデザインとなります。これまでのプロジェクターは長方形型のいかにもな形が主でしたが、本製品はお洒落インテリアとしても通じるスマートなモノになっています。
気になるプロジェクターとしての機能は、最大300LEDルーメンの輝度と720pのネイティブ解像度、40~120インチの投影サイズとなっています。明るい所や、数十人で見るような場面での使用には向いていませんが、2~4人の家族で家で映画やドラマ・アニメなどを見る時には適切なレベルと言えます。
接続は無線・有線、どちらにも対応しています。無線はワイヤレスミラーリングで、スマホやタブレットからコンテンツをストリーミングで再生する事ができます。有線はHDMIポートとUSB 3.1ポートがあり、ノートパソコンなどに繋げて動画コンテンツなどを映し出す事もできます。
これらのデバイスで楽しめる映像は全て投影できるので、大画面でゲームを楽しむ事だってできます。
映像以上にこだわられているのが音です。高音質オーディオを実現するHarman Kardon (ハーマンカードン)スピーカーを搭載、臨場感溢れるサウンドが楽しめます。また、ムービーモード、ミュージックモード、ゲームモードの3タイプがあり、再生しているコンテンツに合わせて最適な音を再生してくれます。
バッテリーは6,000mAhで、フル充電で3時間の映像投影、12時間のオーディオ再生が可能です。
テレビを買うよりお得!
テレビで120インチサイズとなると、一般家庭には大きすぎる為、ほぼ市販されていません。販売されていても、おそらく軽く100万円はするでしょう。プロジェクターだからこそ、このサイズでの表示が可能なのです。
「ZenBeam Latte L1」は価格はオープン価格で、発売は9月3日となっています。とは言っても10万円はしないと思われます。
気になった方はぜひともチェックしてみてください。