引用元:LG

韓国LG電子がスマホ事業から撤退

サムスン電子に次ぐ、韓国の大手家電メーカー・LGエレクトロニクスは、スマートフォン事業から撤退する事を発表しました。外部への技術流出を懸念して売却を断念した結果との事です。

LGのスマホ

冒頭に載っているロゴを見た事がある人も多いと思います。これがLGエレクトロニクスのロゴです。
LGエレクトロニクスは韓国を中心に、世界中にスマホの販売していました。5G対応や2画面スマホなど現在の最先端を行っています。日本国内でもau、docomo、softbankなどの大手キャリア、ワイモバイル、楽天モバイル、UQモバイルなどの格安スマホサービスから発売されていました。ブランドで言うと「Optimus」や「LG G series」が特に有名。
現在も利用している人はいるのではないでしょうか?

2020年の販売台数は2,500万台で売り上げは5兆2171億ウォン(約5100億円)でしたが、それでも利益は赤字でした。LGのスマホ売り上げのピークは2014年で、それ以降はファーウェイやシャオミと言った(特に中国の)新興勢力によって売り上げが減り続け、今回の撤退に繋がったとされています。
売却ではなく撤退する理由は、売却すれば自社のスマホ関連の特許が外部企業に渡ってしまうという懸念があり、売るよりも停止した方が後の利益に繋がると考え、事業停止を決めたとの事。

LGの今後

ただ、LGはスマホ事業だけでなく家電全般を開発しており、パソコン・テレビ・洗濯機・掃除機や家庭用ゲーム機などを作っています。今後はそちらに注力するという事です。
ちなみにスマホの売り上げはアップルなど上位5社が売り上げ全体の70%を独占している状態で、新しいメーカーが入りづらい状況になってきています。

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