バッファロー版ナスネ発売決定
株式会社バッファローは、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）協力のもと継承した、ネットワークレコーダー＆メディアストレージ「nasne（ナスネ）」をamazon内バッファロー公式ストア（バッファローダイレクト）にて、2021年3月末より発売を開始する事を発表しました。
販売価格は29,800円（税込）。
「nasne(ナスネ)」
「nasne(ナスネ)」とは、地上・BS・110度CSの3波に対応したデジタルチューナーと、ハードディスクを内蔵した機械の事で、ネットワークを介する形でPS3やPS4、またはPCやスマホを使ってテレビの視聴や録画・再生ができるというモノ。
PSを介す場合、別途「画面」となるテレビが必要です。PCやスマホのように「画面」があるモノはそれ単体で視聴ができます。
「え？ テレビが見れるだけなの？ ウチにテレビあるから要らないんだけど」と思う方もいるでしょう。実際、家でしかテレビを見ない、家でしっかり録画予約する、という方からするとあまり使い道は無いかもしれません。
「nasne(ナスネ)」の特徴は様々なデバイスから操作・視聴ができる事であり、スマホで予約した番組を家に帰ってテレビで見たり、家で予約した番組を外出先のホテルでPCを使ってみたり、と言った色々な場所でテレビ番組を楽しみたい人向けのデバイスなのです。
また、「nasne」とセットでよく語られる「torne(トルネ)」ですが、「torne」はアプリケーションの名前であり、「nasne」でテレビを見るには「torne」というアプリが必要なのです。両者は明確に違うのでご注意下さい。
なお、見る端末によってアプリが微妙に異なります。
・PS（を介してテレビ）で見る場合は「torne」
・スマホで見る場合は「torne mobile」
・PC（Windows）で見る場合は「PC TV plus」
です。機能的にはどれも似たようなモノになりますが、名称が違います。
この辺りが、ややこしいと思われている要因かと思われます。
その「nasne」ですが、かなりの需要があったようですが、2019年にソニーは生産終了を発表しました。しかし、再販の声が高まり、PC周辺機器を開発している株式会社バッファローが引き継いで「nasne」を製造する事を発表。
今回、そのバッファローから初めて正式に発売される「nasne」の詳細が発表されたのです。
バッファロー版「nasne」
バッファロー版「nasne」は、基本的な仕様については従来のモノと変わりありません。違うのは容量や画質の向上と言った部分です。
容量は以前は最大で1TBでしたが、2TBに増築。外付けHDDもこれまでは最大で2TBだったものが6TBにまでアップしています。最大で8TBの容量となり、大量の番組を録画できるようになります。
また、画質については特にスマホで見た際の画質を向上されたとの事。iPhone/iPad向けTVアプリ「torne mobile」を使用した場合は、720pのHD画質で視聴できるようになりました。
また、もう1つの大きな特徴として、2021年末から始まると言われているPS5用TVアプリケーション「torne」にも対応するとの事です。つまり、年末にはPS5でも「nasne」が使えるという事です。
大きく変わる事無く、こうして継続して製品が生まれるのは実に嬉しい事です。
3月末発売という事なので、発売までもう少しだけ待ちましょう！