セクシーパロディウス

プレミアのついたゲームをご紹介!

世の中には様々な理由で定価を越えた価格になってしまった「プレミアゲーム」があります。
今回、ご紹介するのは1996年にアーケードで稼働したシューティングゲーム「セクシーパロディウス」です。

パロディウスシリーズについて

コナミが開発し、シューティングゲームの歴史に名を残した名作として「グラディウス」があります。
SFらしさを感じるグラフィックと音楽、パワーアップアイテムを複数取る事で、異なるパワーアップができるシステムなど、革新的な要素を取り入れたそのゲームは一躍人気作品となりました。

そんなグラディウスをベースとしたパロディ作品が「パロディウス」です。元々は開発スタッフが気晴らしの為に作った完全なお遊びゲームだったようですが、これが社内でウケて実際に販売される事になります。
自機をタコやペンギンにしたり、まるで遊園地にいるかのような映像、有名なクラシック曲を大胆にアレンジした音楽など、システムのベースこそグラディウスですが、見た目はポップ&賑やかで、こちらはこちらで人気が出ました。

グラディウスと同様、パロディウスもシリーズを重ねていき、

・パロディウス ~タコは地球を救う~
・パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~
・極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~
・実況おしゃべりパロディウス

と順調に作品を出していきます。
今回紹介する「セクシーパロディウス」はシリーズとしては第5作目に当たります。
96年にアーケードゲームとして誕生しましたが、同じ年にPS用ゲームとしても発売されており、知名度としては家庭用ゲームソフトの方が圧倒的に有名です。

セクシーパロディウスについて

本作はタイトルに「セクシー」とあるように、お色気描写が大変多いのが特徴です。なんとAmazonでは18禁作品に指定されていたりします(笑)。勿論、実際にHシーンがあったりモザイクがあったりはせず、誰でもプレイ可能です。
が、肌色成分はかなり多く、お尻丸出しのおねーちゃんとかスッポンポンのおねえさんが結構普通に出てきたりします。ラスボスの金髪おねーちゃんのお尻は必見です。

また、自機で唯一の女性キャラクターであるバニーガール姉妹の「ひかる(とあかね)」もパッケージのど真ん中を飾るだけあり、色々と脱がされています。ステージ間の1枚絵でお風呂に入ってる様子があったり、エントリーネームを入れる画面で裸エプロン姿になっていたり、と大盤振る舞いです。
まあ、他に「セクシー」を張れるキャラいないですからね(汗)。ビッグパイパーに脱がれても困ります(笑)。

ステージもカラフルで見ていて楽しく、また、ステージ毎に「ミッション」があり、それをクリアできるかで次のステージが変わるという工夫もあり、ボリュームもかなりあります。前述したクラシックアレンジ音楽もノリが良く、聞いてて実に楽しいです。

と、見た目の楽しさは間違いなくシリーズ最高レベルです。が、問題は「難易度までシリーズ最高レベル」だという事。
本作は所謂「ランクゲー」になっており、普通に進めていくとガンガン難易度が上がっていきます。敵の弾も目に見えて増えてくるし、高速スクロールステージだと、かなりスピードアップをしていないと、追いつけずにやられてしまいます。
また、前述した「ミッション」もかなりギリギリに設定されており、意識してやっていかないと達成できない事が多いです。
またまた、元々ステージが難しい。
高速ステージが2つあるし、ベルを使って無敵にならないと絶対に進めない場所があったりと、何度もやられて覚える必要があります。
楽しいけど難しい、そんな作品です。

現在のプレミア状況

アーケードに関してはとっくの昔に終了しており、おそらく日本中探しても稼働しているお店はもう無いと思います。
PSの方は7,000円、SSの方は5,000円、「パロディウスシリーズ」が全て入ったPSPの「パロディウス ポータブル」は5,000円となっています。どれもバカ高いというわけではありませんが、十分プレミア価格だと思います。

現在はシリーズが完全に途絶えており、今のコナミの状況を考えると新しいシリーズが出るのは絶望的と思われます。実際パロディウスの公式サイトは既に無くなってますし。
ならば、少し高くても良いから今の内に買っておいた方が良いかもしれないですね。