ゲームハード戦争

ゲームハード戦争の勃発

1994年に、プレイステーションとセガサターンが発売されました。
それまで主流だったスーパーファミコンを遥かに凌駕するスペックに「次世代機」と言われ、いわゆる「ゲームハード競争」が勃発しました。
つまり「どっちを買うべきか」という問題です。
当時、高校生だった筆者もその競争に巻き込まれた人間の1人でした。

PSとサターン、どちらを買うべきか?

当時、学生だった筆者はアルバイトをしていなかった為、自分が好きにできるお金は親から貰えるお小遣いしかありませんでした。ハッキリいくらだったかは覚えていませんが、確か月5,000円くらいだったと記憶しています。
毎月ゲーム1本買うのがやっとで、ゲームハードなんてとても気軽に買える物ではなく、正月のお年玉で狙うくらいしか方法はありませんでした。ましてや、両方買うなんて夢のまた夢でした。
ちなみにスーパーファミコンは小学生時代に父親も遊びたいとねだって買ってもらったという経緯があります。が、この頃になると既に父親はゲームへの関心を無くし、ねだって買ってもらう事は不可能に。

お年玉と毎月のお小遣いをコツコツと貯めながら、どちらを買うべきかメチャクチャ悩みました。
当時はどちらも「キラーコンテンツ」と呼ばれる人気シリーズが無かった為、決め手に欠けていたのです。

ゲームハード戦争の分岐点

転機が訪れたのは1996年。プレイステーションで「ファイナルファンタジーⅦ」が、セガサターンで「サクラ大戦」が発売された時でした。
世間は「ファイナルファンタジーⅦ」の方を支持し、プレステの売上が激増。結局これが最後の最後まで尾を引き、このハード戦争はプレステが勝つ事になります。
が、私は「サクラ大戦」の方に惹かれ、セガサターンを買う事を決断。「サクラ大戦」も購入し、真宮寺さくらの可愛らしさに一瞬でヤラれたのを覚えています。
他にも「ガーディアンヒーローズ」「パンツァードラグーンツヴァイ」「野々村病院の人々」など、セガサターンにも多くの名作があったと思います。が、世間は完全にプレステ側に。あちらには「鉄拳」「バイオハザード」と言ったキラーコンテンツがありましたからね。仕方なかったのかもしれません。

その後、大学生になってアルバイトを始め、買えなかったプレステから始まり、ドリームキャスト、プレステ2、ニンテンドーDSなど、メジャーな機種はほぼ買っていきました。
今はPS5がメインです(ドヤ顔)。

今も続くゲームハード戦争

今でもハード戦争は続いていると思います。最近で言えば、PS5とXboxSeriesXでしょうか。とは言え、今は同じゲームが「どちら」からも発売される事も珍しくなくなり、当時ほどの競争は無くなっているように思います。利用者からしてみれば、競争がゲーム機のレベルを上げているとも言えるので、むしろありがたいのかもしれません。
と言うか、「オクトパストラベラー」、PS4で出てくれないんでしょうかね?