ツイッターが「嫌いボタン」?

人気SNSTwitterが、新たに「嫌いボタン(dislike)」の導入を検討していると話しました。
プロダクト責任者Kayvon Beykpour氏が「機能の開発よりも現実の問題に注力してほしい」という利用者のツイートに対して語ったモノです。
もしこれが実装されれば、また大きな事態が起こる可能性があります。

今のツイッター

現在、Twitterは「いいね」と「リツイート」「返信」の3つがユーザーが主にツイートに対して反応できる事になっています。
「いいね」と「リツイート」は基本的にはポジティブな対応で、「返信」は内容によってポジティブ・ネガティブ、どちらの意見も反映されますが、誰が書いたのか分かる仕様になっています。

今回の「嫌いボタン」は具体的な仕様はまだ分かりませんが、おそらく「いいね」と同じように、シンプルにボタンを押すだけと予想されています。「いいね」ボタンと同じくらいの気軽さでツイートした人に対してネガティブな対応を取る事ができるはずです。

Youtubeにも「嫌いボタン」はありますが、あちらは動画を配信するモノであり、短い文章を投稿するTwitterとは敷居が違います。SNSの中でも特に簡単に投稿できるTwitterに対して「嫌いボタン」が実装されれば、今後SNSによる誹謗中傷が助長されるのではないかとの意見がネット上では散見されます。

本当に実装されるのか?

Beykpour氏は「100%悪用されるだろう」という他のユーザーからの意見に対し、「悪用はいいねやRTなどどんな機能でも起こる事。重要なのはポジティブな行動を促す事と、有害な行動を思いとどまらせる事」と回答。氏の言っている事は間違いではありませんが「露骨に否定を示す行動」がどんな結果を生むのか、筆者はどちらかと言うと怖さの方が大きいです。
ただ、冒頭にお伝えしたように「検討」レベルであり、まだ実装されるかも分かりません。今後の動向が気になる所です。