概要

総務省は利用者がキャリアを変更しても、メールアドレスを引き続き使えるようにするよう、各大手キャリアに要請する方針だという事が分かりました。
キャリア変更のハードルを下げさせて、競争を活性化させ、携帯料金の値下げに繋げていきたい狙いだと言われています。

キャリアメール

これまでは、キャリアを変えると、電話番号は引き続き同じ番号が使えましたが、キャリアメールについては引き継ぐ事はできませんでした。
ドコモなら「@docomo」、auなら「@ezweb」、ソフトバンクなら「@softbank」がそれに当たります。

現在は「@yahoo」や「@gmail」など、キャリアに関係無く、インターネット環境があれば使用できるメールがありますが、それでもキャリアメールを使っているユーザーも多く、それが原因でキャリア変更を躊躇っている人達もいます。

契約内容や機種の価格などの理由でキャリアを変えようと思っても、メールアドレスを引き継げない為、メアドを変えた場合、知人や友人にそれを通知する必要があるので、その手間があるわけです。
結局キャリア変更を行わず、思った通りの携帯を使えないという人は少なからずいると思われます。

今回、そういった理由でキャリア変更を躊躇う人達の為に、キャリアを変えてもこれまで通りキャリアメールが使えるよう、総務省が要請をする方針だと言うのです。
もしもこれが通れば、ドコモの携帯なのに「@ezweb」のメアドが使えたりするなど、より利便性が向上すると思われます。また、電話番号もメアドもそのまま引き継げる為、よりキャリアを変えやすくなるというのが、総務省の考えのようです。

携帯電話の値下げは菅総理大臣の肝入りの政策で、大手キャリアも値下げをすると公表しています。
その勢いを更に加速させる今回の要請方針。どうなっていくのか、気になる所です。