引用元:エドワード・ヴァン・ヘイレン ウィキペディアより

概要

2020年10月6日、アメリカのロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリスト、エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレン氏ががんにより死去しました。享年65。
息子で、ヴァン・ヘイレンのベーシストとして活躍するウォルフガングが自身のツイッターで発表しました。

全世界で8,000万枚のアルバムを売り上げ、1992年にはグラミー賞、2007年にはロックの殿堂入りを果たす等、偉大なる業績を収めたバンドのリーダーであり、現在では「タッピング」と呼ばれている「ライトハンド奏法」という革新的な演奏方法を普及させた、希代のギタリストの早すぎる死であった……。

ギターの可能性を広げた男

チャック・ベリーやジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンなど、ギター演奏において後続に多大な影響を及ぼした人物は何人かいますが、エディ・ヴァン・ヘイレンもその内の1人です。
彼は「ライトハンド奏法」と呼ばれる演奏方法を世間に広めました。簡単に言うと、弦を叩いたり(ハンマリング)引っかけるようにして離したり(プリング)して音を出すというやり方です。現在では「タッピング」と呼ばれるようになり、ギターの演奏方法としては当たり前の方法の1つになっています。

ギターはフェンダー・ストラトキャスターを長年愛用。
ストラトはロックギタリストご愛用のギターで、ジミ・ヘンドリックスもエリック・クラプトンもストラトを使っていました。が、エディは市販されているストラトをそのまま使うのではなく様々な改造を自ら施し使っていました(英語圏ではスーパーストラトなどと呼ばれる)。

アメリカのバンドらしいカラッとした音楽性でありながら、ギターソロなどでは一転ヨーロッパ的な速弾きを披露するなど、ロックの良いとこ取りのようなサウンドは普段ロックを聞かない人達もきっと気に入ると思います。

その早すぎる死が悔やまれます。R.I.P.

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※間奏のギターソロはエディ・ヴァン・ヘイレンが弾いています。