概要

楽天は9月30日からサービスを開始する高速・大容量通信規格「5G」の料金について、データ使い放題で月々2,980円とする方針を固めました。
NTTドコモなどの大手3キャリアに比べると半額以下になっており、大手キャリアにどこまで追いつけるか、気になる所です。

5Gと料金について

現在主流の通信規格は「4G」で、「5G」は4Gの更に一世代上の規格です。
通信量・通信速度などが4Gに比べて飛躍的に向上しており、例えば映画やコンサートなどの大容量の通信量を必要とするコンテンツの配信などにおいて、これまでとは比較にならないほどの速さになります。
また、遅延なども4Gに比べるとほとんど起きないと言われています。

今現在、発表されている5Gの料金は以下の通りです。

NTTドコモ   :7,650円(原則100GB)
KDDI(au)  :8,650円(上限無し)
ソフトバンク :8,480円(50GB)
楽天     :2,980円(上限無し)

前述した通り、大手3キャリアが7,000~8,000円代なのに対して、楽天は半額以下の2,980円。これは破格と言っても良い料金と言えるでしょう。

なお、現時点で既に5Gのサービスは開始されていますが、どのスマホでも5Gが使えるというわけではありません。
5Gに対応したスマートフォンのみとなっており、そのスマホを購入しないと5Gは利用できませんのでお気をつけ下さい。

携帯電話の料金については、菅義偉内閣総理大臣が常々「高すぎる」と言及しており、これから安くなると見込まれていますが、楽天がこのような思い切った数字を掲げた事で、大手3キャリアは更に値段を下げざるをえないと言われています。
現在、日本の携帯電話は約90%が大手3キャリアという独占状態で、楽天はこれに風穴を開けたいと考えているようです。

スマホ料金はこれからどうなる?

スマホの料金が毎月10,000円を超えているという人もいると思います。筆者はそこまでではありませんが、外で電話などをする機会の多いビジネスマンや、電車に乗りながら動画を見たりするのが趣味の方はそれぐらい行く事もあると思います。
スマホ料金が安くなる事は利用ユーザーからすれば、大変ありがたい事です。しかし、値下げする代わりに今まで普通に受けられていたサービスが無くなるのも、これはこれで問題です。
大手3キャリアはこれにどう対応していくのか、気になる所です。