毎年「過去最高」の夏

今年の夏も熱いですね……。本来なら「暑い」と書くのですが、もはや「熱い」と表現しても良いのではないかと思うくらいです。
毎年、何かしらの数値が「観測史上最高」を更新している気がしますし、今後も毎年暑さが増してくるのだとしたら、筆者のように暑いのが苦手な人からすると、本当に勘弁してもらいたい所です。

夏の暑さは冬の寒さに比べてニュースになる事が極めて多いです。
理由は、夏は冬に比べると熱中症になったり、涼しさを求めて海や川へ行き水難事故が発生するなど、命の危険が増すからです。
また、暑いと経済が活性化するともいわれています。
冬は服を着こめばある程度は寒さを凌げますが、夏は裸になっても暑いので、どうしても文明の利器に頼る事が多いからです。
30度を超えた辺りから1度気温が上昇する毎にエアコンの稼働状況やアイスなどの冷たい食べ物、そして納涼グッズの売れ行きがガンガンと上がっていくのだそうです。

今回はそんな「納涼デジタルガジェット」をいくつかご紹介したいと思います。

扇風機付きマスク

画像引用元:FINDERS

今年の夏は「新型コロナウィルスの夏」です。どんなに暑くても、外出する際にマスクは欠かせません。が、暑い中でずっとマスクを着けているのは正直しんどいですよね。
その為、最近では空気を良く通す素材を使っていたり、息を吹きかける事でひんやりとした触感になる生地を使っていたりと、熱を逃がす工夫のされたマスク続々発売されています。
また、まるでガスマスクのように扇風機が備え付けられたマスクや、引用でご紹介しているような「既存のマスクに小型扇風機を取り付ける」タイプのモノまであります。
時代のニーズに合った、新しいデジタルガジェットと言えますね。

空調ウェア


納涼ガジェットで最も有名なモノが「空調ウェア」ではないでしょうか? 腰の辺りに扇風機が取り付けられている作業着で、屋外で仕事をされる方なら、もはやみんな付けてると言っても過言ではないような気がします。
登場した頃は「風で服がモコモコになってカッコ悪い」などとあまり良い評価を得られませんでしたが、様々な改良を重ね、また様々なメーカーから出た事による価格競争もあり、現在は非常にポピュラーなものとして受け入れられるようになりました。
また、仕事用以外にも、アウトドア用やジョギング用など、様々な用途にも使われるようになっています。
「風を送る」という極めて古典的な納涼を、最新のガジェットで突き詰めた形だと思います。

持ち運び可能なエアコン

画像引用元:ShopJapan

エアコンと言えば、暑い夏を乗り切る最強の家電です。今の時期、家電量販店に行けば間違いなく一番の面積を使って販売されています。
最近は小型のエアコン、更には持ち運びができるタイプまで出てきています。昔は小型化するとパワーが落ちてしまい、冷風が出ない、出ても少しの時間しか効果が無い、音がうるさいと言ったデメリットが多くあまり出回りませんでしたが、最近は技術の向上により備え付けタイプに勝るとも劣らないタイプが出てきました。
ただし、冷風を発生させる為に定期的に水を入れたり氷を入れたりする必要があるのは今も変わっておらず、今後の課題となっています。

これからの納涼デジタルガジェット

今回ご紹介したデジタルガジェットは全て「持ち運びができるモノ」です。家の中の納涼の場合、やはりエアコンが一番であり、そのエアコンも空気をキレイにしたり、風が人間を自動追尾するなど、日々進化しています。
新しいデジタルガジェットはエアコンでは対応できない場所、つまり屋外でいかに涼しい環境を作れるかがテーマになっています。これからどんなガジェットが出てくるのか、楽しみですね。